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吉野家が苦戦している。経常利益が41600万円(2012年3~5月期)となって前年同期比54%減だったのだ。250円セールも不発だった。新商品のカレーもパッとしなかった。その他様々な理由で最終損益が12600万円の赤字となった。同業他社やコンビニ、弁当屋との競争も激しく、既定路線ではもはやビジネスモデルは成立しないのではないだろうか?特に値下げ競争に至っては、「毎度おなじみ」的感覚となり、定価で売る期間が「高い」という印象を与えてしまっている。コンビニの100円おにぎりと一緒だ、100円の時しか買わないのである。ではどうしたら良いのか?最近近所に「築地吉野家」なる吉野家がオープンした。もともと普通の吉野家だったのだが、真相開店と同時に「築地吉野家」と店名が変わった。しかし、メニューの変更はない。値段も一緒。味は、少なくとも食べてみなければ全くわからないのだ。(アピールなし)まあ築地が発祥の地であることからの店名変更なのだろう。が、コンセプトの違いが全く見えてこないのである。「当店はつゆだく専門店です」とか、「限定1000円牛丼」とか、なぜ吉野家が築地吉野家に変わったのかが意味不明なのだ。味の好みに好き嫌いはあるだろうが、吉野家の味が好きだという客層のみをターゲットに代々伝統の味を守り続ける戦略の一環として「築地吉野家」がある、というなら話はわかる。まあそんな悠長なことをやっていられる場合ではないことは吉野家自身が一番よくわかっていることだろう。

中古者市場でプリウスが人気となっている。そこでハイブリッド車について調べてみた。ハイブリッド車とはエンジンとモーターを組み合わせて有害な排気ガスを減らし、燃費を向上させる車である。今最も売れている、アクアやプリウスなどがその代表的な車である。いよいよ本格的に普及され始めた。ハイブリッド車の中でも燃費の良い車は同車種のガソリンエンジン車と比較すると倍以上の燃費向上が認められる。ガソリン価格も高いし、またエコカー減税もありますます売上をのばすことは間違いないだろう。ただ、ガソリンが売れなくなって困るのは石油業界だけではない。ガソリン税が大幅に落ち込むことは間違いないからだ。道路の建設財源がどんどん減ってしまうので、恐らく政府はガソリン税に代わる電気自動車税でも取り出すのではないだろうか?いずれにせよ、HV車の勢いは止まらない。さて、ハイブリッドと一口に言っても実は3方式存在する。シリーズ式、パラレル式、シリーズ・パラレル式の3つだ。この名前の通り、シリーズ・パラレル式が良いとこ取りをしたもので、高効率な制御が可能となっている。最も優れた機能としては「エネルギー回生機構」が組み込まれていることだ。これは減速時に発生する熱エネルギーを電気として回収する仕組みである。動力としてこの電気は再利用されるのだ。今後ますます研究開発が進むことは間違いない。いずれHV車も過去の歴史の遺産となる日が来るのだろう。

オートウェイ【タイヤは通販が安い】この価格!この値段!というサイトを見て、車のタイヤも通販で買う時代になったのだろうかと時の流れを感じた。昔は、タイヤは整備工場かガソリンスタンドで買うものと相場が決まっていた。165などという細いタイヤを185-70に履き替えたくて仕方なかった。今では185も太くないどころか、そんなに細いタイヤがいまでもあるのか、というぐらいだ。それから昔流行ったのがホワイトレタータイヤだ。ファイアストーンのタイヤはタイヤの側面に白文字でfire stoneと書いてあった。その横文字がキラキラと輝いていたものである。このホワイトレターやリボンタイヤは今でも売っているのだ。一度オートウェイのサイトで確認してみるとわかる。トヨタセリカファーストバック1600STという車に分不相応なタイヤを履いて、その頃はまだ首都高速5号線は北池袋までしかなかった時代に、竹橋ジャンクションで左:銀座、右:目黒空港と案内版に書いてあり、目黒にも空港があるのかと本気で悩んだこともあった。あの時代から35年。いまではすっかり変わった東京の景色を見ながら思うことは、よくぞここまでやって来ることができた、という感慨だけだ。この道がどこまで続いているのかはわからない。もしかしたら明日行き止まりになるのかもしれない。それでもかまわない。一生懸命生きてきたからではない。やりたい放題やってきたからだ。悔いのない人生などあるわけがないからだ。

大阪市営地下鉄の全面禁煙エリアの駅構内で、助役が煙草を吸って列車が遅延したことで、橋下市長はこの助役を懲戒免職にするようだ。煙草1本で懲戒免職になるかどうかは微妙だが、法定決着でよいとの考え方である。ただあまりやりすぎると「オキュパイ運動」の対象になりかねない。火災報知機が鳴っちゃったことで列車が遅れたということは、何かしら経済的損失が発生したのではないか?業務による事故ではないので、その経済的損失を賠償させてみてはどうだろうか?3000万円程度の損失が出たから弁償しろ、ってことである。煙草1本一罰百戒だ。

地下鉄の駅で最近話題、といってもマイブームなだけかもしれないが、「映画はスマホで、映画はスマホで…….」が耳から離れない。新桜台駅のホーム上で馬に乗った侍が登場する。近くにいたOL風の女性に迫りながら、腕に巻いたスマホを見せ「映画はスマホで…….」というヤツである。つい最近までこのコマーシャルの謎が解けなかった。しかし最近やっとわかったことがある。侍が馬から下りて女性に近づいてゆくシーンで一瞬、地下鉄の駅の壁に設置されている火災用のホース格納庫が映るのだが、これがわからなかった。ホースとホースをかけているのである。たぶん侍は馬小屋に馬を入れようとした。しかしそこにはOLが立っていた。そこで侍はスマホ片手に彼女に迫り、彼女をどけたのだ。それにしても人間の心理は難しい。何であの歌に反応してしまうのだろうか?魔法の言葉のようだ。わからない。

千ちゃんは意外にお洒落だ。デオルの臭わない靴下を履いている。でも、どう見てもニオイそうな感じがしてしまうほど身なりに気をつけない。
千ちゃんはお酒が大好きだ。それもプロ野球を見ながら飲む酒が大好きだ。
週に2回しか飲まないが、飲む日は毎回ベロベロだ。無職なのに、金回りはいい。お父さんの遺産である。豆腐屋というのはそんなに儲かるものだったのか?たまには一人で歩くこともできず、居酒屋のトイレを汚し、占拠することもある。
消防団の忘年会でハメを外して、帰りに自転車で転び救急車で搬送されたこともあった。消防団の忘年会帰りに救急車で運ばれた、それも急性アルコール中毒とは!消防団長が激高、罵倒したことは言うまでもない。
そんな千ちゃんだから、お母さんも気が気でない。齢85歳の老婆が60過ぎの息子を心配する図は情けなさを通り越して、母子の強い絆を感じさせる。そんなことないか。
それにしても、まるで夫婦関係のように千ちゃんのお母さんは息子に接するのだ。相変わらずベロベロになって帰った千ちゃんにモノは投げつける、箪笥はひっくり返す、女房が帰りの遅い旦那に悋気を起しているような態度、行動なのだ。目の前の居酒屋で千ちゃんが飲んでいると、家からお母さんが出てきて迎えに来ることもたびたびだ。
千ちゃんもお母さんも、どこかで疑似夫婦関係を作り上げているような雰囲気さえ漂ってくる。まあ見方を変えれば千ちゃんは孝行息子だ。お母さんは息子が心配でおちおち老け込むこともできないからだ。
この二人はどちらが欠けても生きてゆくことはできないだろう。夫婦のような親子関係ほど強いものはない。先日も居酒屋でこんなやり取りがあった。「早く帰ってきなさい!」「うるせえな、クソババア」「こんな店、どこがいいんだよ!」まるでキャバ嬢にひっかかり見事に散財させられている夫を叱る妻のようだ。
まったく夫婦のようだ。

千ちゃんは小心者だ。だからとても用心深い。千ちゃんの家の前は6メートルの2車線の市道だ。昼間は交通量が比較的多いものの、千ちゃんが飲んで帰る深夜には車の通りはほとんどない。でも千ちゃんが通りを横切るときは、遥か遠くに車の明かりが見えただけでも渡ろうとしない。足元がフラフラだから、万が一横断中に転んだりしたら轢かれてしまうかもしれない。だから例え車が数百メートル離れていても渡らないのである。若い頃は街道レーサーを気取り、アイビールックで横浜あたりをスカG転がしていたと本人は言う。元町では金髪の女性をナンパしていたそうだ。通信講座で英会話を習得したというが、今の千ちゃんからは英語も英会話も全く想像できない。昨年、お母さんからミニを買ってもらったのだが、右折するときは、前方から車が来る場合、その車がいくら遠い場所にいても、千ちゃんは右折しない。それだけ用心深い。でも運転は大好きで、坐骨神経津でストレッチをしながらも、毎日のように近所をドライブしていたのだが、お母さんに怒られてキーを取り上げられてしまったのだ。それでも駐車場でブラシ片手に洗車をしている姿をちょくちょく見かける。車のキーを取り上げられながらも、一生懸命車を磨いている千ちゃんは何だか悲しくもあり、滑稽でもある。だいたい毎日アルコール依存症で家族が、といってもお母さんだけだが、心配するほど飲んでいる千ちゃんだ。朝から飲酒運転なんてことになりかねない。やはり千ちゃんにはお母さんが必要なのだ。お母さんもまたしかりである。

千ちゃんは地元の消防団に所属している。本来ならば入団できる年齢ではないのだが、消防団には消防団の事情、つまり新しい人が入ってこず、年々高齢化が進んでいるという事情だ。また千ちゃんには千ちゃんの事情があって、まあ暇だし、消防無線を面白がって傍受しているし、そんな両者の事情が一致した結果、入団が許可されたのである。千ちゃんは男らしさに憧れている。学生時代は社労士試験を独学で目指し、断念。そして行政書士を目指していた千ちゃんは、いまだに大学時代の応援団の話をする。といっても彼は応援団でも何でもない。気が小さいから、豪気に憧れるのだ。同様に消防団にも一種憧憬の念を抱いている。団員の制帽、制服で身を固めると何だか自分が違った人間になったような気がするのである。しかし千ちゃんは実際の消防活動となると、全く役には立っていない。なぜなら怖いからだ。せいぜい、消防団の車のタイヤ磨きがいいところだ。消防団員だから直接消火活動に携わることは少ないのだが、火災現場に行こうものなら、交通整理すらできず、ウロウロするばかりだ。防災訓練での一件も、まことに千ちゃんらしい出来事だった。千ちゃんが心臓マッサージとマウストゥマウスの訓練を受けていたときのことだ。必死の形相で胸を押す千ちゃん。時折人形の口に差し込んだパイプで空気を送る。しかし千ちゃん、気合が空回りして、どうもうまく出来ない。そうなると益々彼はパニック状態に沈んでゆく。教官の厳しい叱責が飛ぶたびに、千ちゃんは自分の心臓が止まるかの恐怖感を感じる。ついに千ちゃんに限界の時がきた。「すみません!誰か助けて下さい!」それを聞いた教官はこう応えた。

「あなたが助けてもらうのではなく、あなたが助けるのだ!」

千ちゃんという、ほとんどアルコール依存症の、生え際が後退し、頭頂部すけすけの今年62歳になった男がいる。客観的に見ればの話だが、彼の人生は実に面白い。実家は豆腐屋だったが親が十年前に他界して、家業を畳んだ。千ちゃんといえば、大学卒業以来、家業を継ぐべく、豆腐屋修行に励んだが豆腐は一丁も作ることなく、配達ばかりしていたのだ。したがって家業の豆腐屋は作り手がいなくなってしまったのだ。それでも結構な遺産と年金で母親と二人暮らしをしている。結婚歴はない。なぜなら千ちゃんは、極度の奥手であり、気が小さいからだ。子供の頃から坊ちゃん育ちで付属高校から大学へ進学、めでたく法学士となったが、彼の人生にはなんのメリットも影響もない。ただ、酔えば必ず「輝く伝統!母校のために」と、母校の応援歌を唸るだけだ。彼には、昼間の顔と夜の顔の2つがある。昼間は借りてきた猫以上におとなしく、道ですれ違っても目も合わせようとしない。ところが、夜になると昼のおとなしさを挽回するかのように、猫が虎に変身するのだ。虎といっても他人と喧嘩をするわけでもなく、一人で何かと闘っているのである。酔えば必ず「押忍!」「輝く伝統!母校のために」「えっさこりゃこりゃこの俺が」てなもんである。もちろん本人は体育会出身ではない。ただ憧れていたのだ。彼は週に2日、近所の居酒屋2件を梯子する。一晩で2件を行ったり来たりするのだ。一晩でウーロンハイを20杯は飲み干す。時折、胃酸が逆流するのか「おえっ!」とやる。そして途中からはもう何を言っているのか、全く理解できないほどに呂律が回らなくなり、沈没するのだ。

木嶋佳苗の裁判が始まっている。交際していた男性3人を次々と自殺にみせかけて、練炭で中毒死させた、殺人罪だ。被告人への質問で弁護側は木村佳苗の異常な感覚、人生観を引き出した。そう「変な女」を印象付けたのである。光市母子殺害事件の「死者をよみがえらせる儀式」という突飛な空論にも似た訴えである。デートクラブ、愛人契約で月収150万円?彼女に女性としてのそれだけの価値があったのか?是非検証してもらいたいものである。本命の彼がいても、平気で他の男とも関係するというが、こんなものは特に驚くには値しないが、本命がいるという以上に、さらに男がいたってことだろうか?どんな男だ?顔が見たいものである。本命ならばまだわかる。結婚したい男はいるだろう。しかし、彼女と遊ぶ男は、そうはいまい。普段の生活も相当な浪費家だったという。セレブ気取りだったのだろうが、不思議なことに整形には何の興味もなかったようだ。なぜだ?男を騙すなら、整形して痩せることが大事だ。なかには変わった趣味を持っている男もいるが、やはり外見上美しい女は強力な武器である。相当金を騙し取ったのだから費用など、何とでもなったはずだ。恐らく彼女は外見を補って余りある魅力を持っていて、そのことを自覚していたのではないだろうか?しかし、彼女の魅力とは一体何だ?優しさか?面倒見の良さか?甘え上手だったのか?うーん、わからない。
法定でも全く動揺を見せていないというが、普通の人間なら、裁判所の法定で自分が殺人罪に問われたら、どう感じるか?
有罪なら死刑だろう。木嶋佳苗の心の闇はどこまで広がっているのだろうか?

車買取情報によると、中古車の値下がりが続いている。従来からの売れ筋であるコンパクトカーが全体的に値下がりしているのだ。東日本大震災で中古車市場は活況を呈していたが、だいぶ落ち着いてきたようだ。「フィット」が100万円前後、「ヴィッツ」が90万円前後となっている。人気の「プリウス」も150万円程度で値下がり傾向だ。この原因はエコカー補助金制度の復活で新車販売台数が回復したことにある。補助金で中古車に対する割安感も薄れる。また買い換えによる中古車の供給が過多になっていることも原因だ。ちなみに、2011年のガリバー・カーオブザイヤーは1位プリウス、2位ワゴンR、3位フィット、4位クラウン、5位マーチ、6位ヴィッツ、7位アルファード、8位エスティマ、9位セレナ、10位BMWミニだった。
一昔前までは、車は財産であり、ステータスであり、耐久消費財だった。富の象徴だったのである。しかし、今はどうか?免許取得人口は鈍化傾向だ。平成20年12月現在で免許保有者は8045万人。保有率は63%で10人中6人が免許を持っている計算だ。昔の若者は18歳になると必ず、と言って良いほど教習所に通ったものである。しかし、最近では免許を取得しない人間も多い。必要ないからという理由とともに、車に対する価値観が大きく変わっているのだろう。特に都会では公共交通も発達している。さらに車を持つことへの経済的負担が重い。1ヶ月に5万円以上の駐車場を借りることなどバカバカしくてやっていられないのだ。私の経験でいえば、山梨県韮崎市在住の頃は車がないとどこにも行けなかった。中央線は1時間に1本もない。市内のバスも不便であった。そんな地域で暮らすためには車と免許は必須である。しかし、東京や大阪で生活するためには、車はかえって邪魔なのかも知れない。